お知らせ

2022.03.02

研修報告「ヤングケアラーの希望に向けて支援する」

令和3年度第2回全体研修会を2月19日にオンラインで開催し、25名が参加しました。

島根大学法文学部・人文社会科学研究科 教授 宮本 恭子先生より「ヤングケアラーの希望に向けて支援する」とのテーマで、ヤングケアラーの定義・基本的な知識・山陰両県の実態調査も含めた現状等を講義いただきました。ヤングケアラーとは具体的に何なのか知る貴重な機会となり、また医療ソーシャルワーカーはヤングケアラーを発見する機会の多い仕事である事を知りました。

 

講義の後は参加者でヤングケアラーへの支援に関してグループワークを行い、参加者の経験も通して意見交換を行いました。「どの様な福祉サービスも子供が介護する事を期待してはいけない」「子供は守られるべき子供の権利がある」等のヤングケアラー支援の原則を踏まえ、宮本先生と意見交換をする機会もいただきました。

現時点では、ヤングケアラーに対する直接的な支援制度が無く、各関係機関が連携し継続的な支援が必要とされている中で、医療ソーシャルワーカーが果たす役割と期待について学び共有出来た研修だったと思います。